Camuro 『Naked Machine』レビュー前編

ギターの話
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江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

雪で大変なことになっていますが、
今日はエフェクターレビューの日ですね。
恒例の全員を置き去りにするヤツです。

今日は、『Camuro』というブランドの『Naked Machine』をレビューします。

これは現在メインで使っている歪みです。
本気の時には必ず持って行きます。

紆余曲折を経て、私の手元にやってきたのですが、
その辺の話をしたいと思います。

Camuroというブランド

知る人ぞ知ると言って良いと思います。

正直マイナーなブランドでしょう。
実際に私も、これがなければ知らなかったと思います。

代表の亀山さんとチーフビルダーのムロさんの2人でやっているので
『カムロ』と言う名前になっているようです。
ロゴマークも亀ですしねw

オリジナルエフェクター制作、各種モディファイなどをやっておられます。

如何せん制作数が少なく、取り扱っているお店も少ないので、
市場で見かける機会があまりないブランドさんです。

私は、いつもお世話になっているお店で購入しましたが、
東京エフェクターで取り扱っていますので、
興味のある方は六本木へ行くのが手っ取り早いと思います。

Naked Machineとの出会い

青木裕(アオキユタカ)さんというギタリストをご存じでしょうか?

こんな方です。

2018年3月19日にお亡くなりになっています。
この映像の僅か2週間後です。

downyとunkieでの活動が有名でしょうか。

私がお世話になっているお店の店長さんと仲が良く、
ときどきお店でもお見かけするほどでした。

そんな青木さんですが、実はスーパーエフェクターフリークで、
エフェクターを見ながら酒を飲む『エフェクター飲み会』を良くやっていたそうです。

その『エフェクター飲み会』にCamuroの亀山さんもいたらしく、
『青木裕モデル』を作ろう!と盛り上がったのでしょう。

青木さんの持っていたヴィンテージエフェクターをベースに
出来たのが『Naked Machine』です。

制作に必要なパーツが入手困難で、限定10台だけ作られました。

すべて青木さんご自身のサウンドチェックを経て、
サインが入るという、ファンにとっては垂涎のアイテムです。

この内2台がご本人の元へ行ったそうですから、実質市場には8台しかない事に・・・

私がこれを知ったときにはもう完売していました。

私の手元にNaked Machineが来るまで。

お気づきでしょうか?

私の『Naked Machine』と上の10台限定の『Naked Machine』は
結構見た目が違いますね。

 

・・・いやいや、ちゃんと本物ですよ!

これも聞いた話なので、何処まで正確か知りませんが、
当初3タイプのプロトが作られたそうです。

基本的な中身は同じですが、
筐体のサイズやつまみの配置などが異なっていたようです。

最終的に、ライブで荒っぽく蹴っ飛ばしたときに音が変わらないように
ガードバーが付いたモデルが採用されています。
10台限定のヤツですね。

もうお気づきですね。

そうです。私のヤツは3つのプロタイプのうちの1台なのです。
ですので、青木さんのサインはありません。

青木さん曰く「音はこっちの方が好きなんだけどね」とのことでしたが。

Camuroさんの工房に置いてあったモノを、
無理言って譲っていただきました。

ありがとうございますw

編集後記

おいおい、肝心のレビューがねぇよ!とお思いでしょうが、
それは明日にします。

まさかの2回シリーズです。

思い入れができてしまったので、どうしても長くなってしまい、
まとめきれませんでした。

一言だけ言うと、ギターヒーローの音がしますw

詳しくは明日の後編で!