平成30年度の法人税等の申告状況のシェアと感想など

日想
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2019年10月17日(木)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は先日ブログにした在庫を確認する打合せにがありました。
直前になって「資料が重いからこっちに来てくれないか?」と言われたので、
車で15分ほどの距離にある別のオフィスまで行ってきました。

初めて行きましたので、ちょっと新鮮でした。

大体予想通りの展開でしたので、
最新の資料を頂き、無事解決となりました。

これで決算が確定しますので、もう少し詰めます。

さて今日は、法人税の申告状況などが公表されましたので、
その辺シェアしておきます。

平成30年度の法人税等の申告状況

法人税の申告事績

法人税の申告件数は292万9千件(対前年比+1.2%)。
その申告所得金額の総額は73兆3,865億円 。
前年度に比べ2兆6,188億円(3.7%)増加。9年連続の増加となり過去最高。
申告税額の総額は12兆7,922億円。
黒字申告割合は34.7%、前年度に比べ0.5ポイント上昇。8年連続の上昇。

法人数の状況

平成30事務年度の法人数は3,132千法人。
平成23事務年度以降、毎年増加しており、前事務年度に比べ26千法人(0.8%)増加。

源泉所得税等の課税事績

源泉所得税等の税額は19兆1,437億円。
前事務年度に比べ9,920億円(5.5%)増加し、2年連続の増加。

主な所得についてみると、給与所得の税額が3,838億円(3.5%)増加、
配当所得の税額が7,835億円(18.4%)増加。

e-Tax の利用状況等

平成30年度の法人税の申告のe-Tax 利用件数は226万8千件(対前年比+6.6%)。
e-Tax 利用率は84.3%、前年度に比べ4.3ポイント上昇。

感想など

法人の数も増加、所得金額も過去最高、黒字割合も改善
これだけ見ると、もの凄い好景気ですね。

源泉所得税も増加していますので、
給与の額がUPしているということ、
配当に回っている金額が増加していることが分かります。

本当に好景気ですね。

全く実感ないですがw

しかし、数字が出ていますので、好景気なのでしょう。
税理士業界に人が入ってこないので、
その点からだけ好景気を感じていますw

e-taxについては、
むしろまだ84.3%なの?という感じです。

未だに紙で出してるヤツの気が知れません。
一度電子申告を体験してしまうと、元には戻れません。
申告書を紙で提出するのって、相当パワー使います。

中には「税務署が楽をするためのシステムだろう!絶対に使わん!」
みたいな経営者もいましたが、最早過去の住人ですw

大法人はe-taxが義務化されますので、
今後も増加してくるでしょう。

高齢の税理士が対応できなくなっているままな気がしますので、
その辺も加味すれば、時間が解決してくれそうですねw

編集後記

ということで『平成30年度の法人税等の申告状況のシェアと感想など』でした。

数字は嘘つかないので、多分景気良いんだと思います。
オリンピックまではこの流れでしょうね。

オリンピック後は大抵何処の国も景気悪くなっていますので、
来年から再来年にかけてが心配です。

景気悪くなると、就職に失敗した層が資格取得に流れてきますので、
受験人口は増えそうw

でも、『就職出来ないし、税理士にでもなろうかな』という人間と
『税理士という仕事に憧れて、税理士になりたい』という人間と、
どっちが良いかという話ですよ。

判断は皆さんのモノですが、私は後者ですとだけ言っておきますw