たけしの挑戦状!資料はデータでくれ!

中村剛士の話
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江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は今年の確定申告で一番の大物の資料を回収しに行ってきました。
同級生の親父さんなので、30年以上前からの付き合い(?)になります。

私が申告を見るようになって今回で3回目ですが、
この3年で改善されたこと、されなかったことがあります。

私は、すべてのお客様に『こうして欲しい』という
要望をいくつか出しています。

と言っても、お互いが楽になるような提案をしているのですが。

今日は、私がどんな要望を出しているのか、
そして、それがどう楽になるのかといったことをまとめたいと思います。

要望その1 ネットバンクは必須!

インターネットの発展によって、我々は様々な恩恵を受けています。

ビジネスで考えると、メールとともに恩恵ランキング上位に来るのが
ネットバンキングの普及です。

振込みというと、銀行の窓口orATMに並ぶしかなかったのが、
オフィスにいながら、ボタン一つで完結してしまうので、
相当な効率化です。

振込み作業があるにもかかわらず、
未だにネットバンクを使っていないのは、
時間の無駄と言っても良いでしょう。

また、記帳に行かなくてもよいというのも効率化ですね。

私の方の利点としては、
ネットバンクだと入出金明細がcsv(簡易版Excelだと思ってください)で
出力できるということです。

最近はfreeeやマネーフォワードといった『ネット型の会計ソフト』を中心として、
ネットバンクのデータを自動で会計ソフトに取り込むサービスもありますが、
これらを使っていなくても、csvになっていればデータ加工が可能なので、
会計ソフトに取り込むことが可能です。

今までは、通帳を見て手で入力していたモノが
データの取り込みに代わりますので、入力の手間がなくなり、
金額のミスもなくなります。

チェックや修正の時間も減りますので、相当な効率化です。

良いことずくめに聞こえますが、一つだけ難点があります。

月額利用料です。
銀行によってまちまちですが、月に1,500円~3,000円程度かかります。

これをどう捉えるかが難しいです。
『そこまで振込みが多くないから要らない!』という事もあるでしょうし、
『効率化出来るなら月3,000円は許容範囲内』という事もあるでしょう。

最終的には経営判断なので、私がどうのこうの出来るモノではありませんが、
あるとないとで、私の報酬が変わりますので、
基本的には皆さんに導入していただいています。

要望その2 レシートは貼らないで!

これは昔から事業をやっているところに多いのですが、
ノートにレシートや領収書をのり付けしていませんか?

もし、今でもノートに貼っているという方がいたら、
今この瞬間から止めてください。

無駄です。

と言うより、マイナスでしかありません。
非効率の塊ですので、今すぐ止めてください。

特に最近は、レシートをスキャナーで読み込むと
自動で会計データにしてくれるというサービスがありますので、
それを使っている会計事務所が増えています。

実際に私も利用しています。

ノートに貼られると、スキャナーで読み込めませんので、
手作業にならざるを得ません。

肌感覚ですが、三倍は手間がかかるイメージです。

要望その3 売上もデータで!

未だに手書きで売上を集計していませんか?

これも非効率の塊です。

PCを買って、Excelなどの表計算ソフトを入れてください。

「結局手書きの方が早いよ」とか言う人がいますが、
手書きの方が早くなることはあり得ません。

集計があるからです。

電卓で集計する場合は、検算のため最低でも2回電卓を叩く必要があります。
これが結構間違えるんですよね。

1回目と2回目で金額が違ったら、3回目の電卓を叩く羽目になります。
・・・3回で合えば良いですね。

こういったことがExcelではあり得ないわけです。
集計はSUMを入れてやれば数秒で終わります。

電卓では『4つ前に足した数字を直したい』ということが出来ませんが、
Excelは表に数字が載っていますので、容易に直せます。

実際、私も電卓を叩くことはほぼありません。
上記の理由から、必ずExcelに入れるようにしています。

また、データになっていると、加工できますので、
会計ソフトに取り込むことが出来るようになるというメリットもあります。

編集後記

ということで『たけしの挑戦状!資料はデータでくれ!』でした。

色々書きましたが、結論は一つだけです。
『データで出せるモノはデータでくれ!』

これに尽きます。
手入力をできるだけ排除していく方向です。

私は『ひとり税理士』でやっていますので、
(受けた場合は)入力も私がやります。

大手の事務所のように、
パートのおばちゃんに時給1,000円くらいで入力させて、
それを税理士資格のない社員がチェックし、
税理士先生は盲判みたいな事が出来ません。

ですので、データで貰う場合とデータがない場合で値段が違います。

年間で10万円以上差が出ますので、
できるだけデータを用意していただくようにしています。

数字が苦手という方も、売上の集計から始めて行きましょう!
集計の仕方などはアドバイスさせていただきます!