江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は朝から終日外出でした。
朝は参加しているビジネス交流会へ行き、
その後お昼まで勉強会。
その後ビジネスミーティングを挟んで
夜もそのビジネス交流会のイベントに参加してきました。
本当は朝の交流会が終わった後に事務所に帰って
仕事をするつもりでしたが、
13日にやる予定だったミーティングの相手が
夜まで空いているということでしたので、
前倒してミーティングをすることにしました。
そのため、事務所に帰っている時間がなくなり、
直接イベント会場へ向かうことになりました。
しかし、今日は10日です。
税金的にいうと、源泉所得税の納期限です。
毎月の源泉所得税の納付を私がやっている会社がありますので、
その手続きだけはしなければなりません。
とはいえ、ダイレクト納付という方法で納付していますので、
インターネット環境さえあれば、どこでも納付することが可能です。
実際、今日は外の喫茶店でダイレクト納付しました。
そこで今日は、ダイレクト納付についてまとめてみたいと思います。
ダイレクト納付とは?
一言で言うと『e-taxしたあとにその金額を口座引落しで納付する方法』です。
事前の手続きが必要ですが、
納付書も不要で、手数料も無料なので、
結構便利に使っています。
一番良いのが、税理士が代理で手続きできることです。
コレにより『納付書渡したのに納付忘れ』とか
『納付書の送付忘れで納付できない』みたいな事がなくなります。
今日の私がそうですね。
納付書を書かなくても良いですし、
お客さんへ郵送する必要もないので、
非常に効率的です。
知ってます?
納付書を書くのって、結構なエネルギーを使うんですよ。
書き損じのないようにとか、
3枚複写なので、3枚目までしっかり写る筆圧で書くとか。
余談になりますが、
一番メンドくさいのが、相続税の納付書を手書きするときです。
お亡くなりになった方と、相続した方の住所と氏名を書くのですが、
相続人が多いとそれだけ書く枚数も増えますので、
かなりの疲労を感じます。
相続税に比べたら源泉所得税は楽ですw
How to ダイレクト納付
簡単2ステップです。
1.e-taxの手続きをする
2.『国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書』の提出
この内、1.e-taxの手続きをするについては、
税理士を使っていれば、普通は満たすはずです。
申告書を電子申告していれば間違いありません。
ですので、2の届出書を提出すれば、ダイレクト納付が可能となります。
ただし、手続き完了までに概ね1ヶ月程度かかりますので、
早めの手続きを心がけましょう。
国税庁HPに入力用PDFもあったりしますので、
結構お手軽に行けるのではないでしょうか?
ダイレクト納付の届出を出したからといって、
以降の納付をすべてダイレクト納付しなければならないということではありません。
すべての税目が納付できますが、
例えば源泉所得税はダイレクト納付、法人税は納付書で納付
といった使い分けも出来ます。
また、今月はダイレクトで次月は納付書といったことも可能です。
・・・あまり意味ないですがw
あくまでも『e-taxした分の税金を口座引落しで納付できる』制度ですので、
運用形態は自分でコントロール出来るよ、ということで。
編集後記
ということで『喫茶店で源泉所得税をダイレクト納付した話』でした。
ちなみに、カードリーダーさえ持ち歩いていれば、
喫茶店で電子申告そのものが出来ます。
当然のことながら、喫茶店でなくても、
訪問したお客さんの事務所でもOKですw
通常は決算報告の際に納付書を渡して、
「今月末までですので、よろしくお願いします」とお伝えし、
事務所に帰ってから電子申告をする流れになります。
電子申告すると『申告を受け付けました』という書類が出るので、
次回訪問時にその書類をお渡しするという所までで完成です。
これが、外にいながらにして
報告→申告→ダイレクト納付→受付証のお渡しまで完了することが出来ます。
単純に1手減りますので、結構な効率化が図れます。
もう時代はここまで来ています。
嘘です。ダイレクト納付自体は平成21年の9月からあります。
10年前からこの制度あったって知っていましたか?
おそらく、あまり知られていないのではないでしょうか?
届出書一枚で手続きできますので、
是非やってみては如何でしょうか?