法人を作るメリット・デメリットとは?

日想
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こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は真面目に仕事しに行きましたw
一昨日、昨日と息子を連れ回したので。

ちなみに息子は幼稚園のお友達と
テレ朝祭りでドラえもんを見に行きました。

妻が連れて行っていますが、
マジで子供の体力無限大説w

やたら混んでいたそうで、
妻が「来年はもう行かない!」とプリプリでしたw

その割にはタケコプター買ってきたりして、
楽しんでいたようですがw

さて今日は、先日作った会社の決算を進めたので、
その辺の話をしたいと思います。

「始めました」は良くありますが、「始めます!」は初めてでしたw

私が法人を設立した目的

税理士業は個人の資格に属しているので、
私の場合は個人事業としてやるしかありません。

具体的に言うと下記が税理士の独占業務となっています。

1.税務代理

納税者の代わりに、税務署等への申告・申請を行うこと。
税務調査に立ち会い、納税者の代わりに税務調査の対応を行うこと。

2.税務書類の作成

税務署等に提出する届出書を納税者に代わって作成し、提出すること。

3.税務相談

税金の計算、必要な手続き、税務の相談に応じること。

ちなみに、有償無償にかかわらず、
税理士の独占業務ですので、
「タダだから良いだろう」で税金の相談に乗ってしまったら
税理士法違反ですので注意しましょうw

例えば、FPのお金セミナー等で、
「こうすると税金がこうなります」といった話も、
厳密に言えばアウトです。

なので必ず「詳細は税理士さんに確認してください」
という文言が入っていますw

話が逸れました。

私が法人を作ったのは、
この税理士の独占業務以外をまとめたいと思ったからです。

例えば、記帳代行やコンサルティング業務などがそれに当たります。

法人を作った事による効果

コレにる最大のメリットを簡単に説明します。

まず、法人からの給与(役員報酬)がとれるようになるのが大きいです。

普通じゃん!と思いましたね?

コレが税金の落とし穴なのですが、
給与所得になると『給与所得控除』というモノがあります。

額面500万円の人は、500万円に対して
所得税がかかっているわけではなく、
給与所得控除が154万円ありますので、
残額の346万円に対して所得税がかかります。

『サラリーマンは経費が使えない』と
愚痴った経験がある方は勘違いをしています。

この給与所得控除によって、
実際に154万円も経費使っていなくても、
概算で経費を認めてくれているのです。

かなりオイシイ規定です。
コレによって法人の事業経費とは別に、
個人の概算経費が増えました。

2つめに、個人と法人で所得分散できるということが挙がります。

ザックリいうと、
1人で1,000万円稼ぐよりも、
2人で500万円ずつ稼いだ方が、
税金が安くなるシステムになっているので、
コレを狙っています。

3つめに、社会保険に加入したかったという事が挙がります。

考え方次第ですが、私は国民健康保険と国民年金より
社会保険と厚生年金を選択したと言うことです。

良いこと尽くめなの?デメリットは?

法人を作ると何か良いことばかりな印象を持たれましたか?

一概にそうは言えません。

なぜなら、法人は『法人住民税の均等割』という、
赤字でも払わなければならない税金が年7万円あるからです。

法人を作った瞬間に、最低年7万円の税金が決定します。

また、個人事業と違い複式簿記による正確な帳簿付けが必須です。
まぁ、私の専門なので、私は楽勝ですが、
簿記の知識が無い方は、かなり大変です。

さらに、私は社会保険に加入したかったので良いのですが、
一般的に社会保険の方が高いです。

この辺をどう捉えるかで戦略が変ってきますね。

編集後記

ということで『法人を作るメリット・デメリットとは?』でした。

私にとってはメリットしかありません。

均等割が毎年7万円かかりますが、
毎年それ以上の節税効果を生んでくれるでしょう。

あとは、あまり大っぴらに出来ないメリットもあるので、
私にとっては丁度良かったというお話です。

万人に当てはまるモノではありませんので、
気になった方はご相談くださいw