江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
昨日鍼を打って貰ったおかげで大分楽になってはいるものの、
少し痛みが残っているので、午前中入っていた打合せ以外は大人しくしていました。
その方は江戸川区瑞江の方だったので、
お互いの中間地点くらいの『ドトール珈琲農園江戸川店』で
やろうということになりました。
知ってます?ドトール珈琲農園。
町中にあるドトールコーヒーとはちょっと違い、
『農園主の邸宅に招かれたような雰囲気で、スペシャルなブレンドを提供する』
というコンセプトになっています。
環七沿いにあるので、よく前を通ってはいましたが、
実際に入ったことはなく、本日初入店してきました。
店内は普通のドトール珈琲とは別物で、
非常にゆったりとした作りになっています。
『農園主の邸宅』というくらいですので、非日常的な空間を演出するためでしょう、
中からは車が一切見えないようになっていました。
座席間も広く、ビジネスミーティングに持ってこいだと思います。
良い意味で期待を裏切られましたので、
これからはちょくちょく使いたいと思います。
さて今日は『惚れられるサービスとは?』というテーマで書きたいと思います。
私が最初に務めた税理士法人の代表オススメの本で、
そこのスローガンにもなっている言葉なのですが、
私が思う『惚れられるサービス』とは、
良い意味で期待を裏切るということだったので。
約10年前に書いた感想文そのままUPしてみる。
その税理士法人の新入社員は全員読書感想文を提出させられます。
久しぶりに思い出したので、データ漁ってきました。
ほぼ編集せずにUPします。
↓↓↓ここから↓↓↓
惚れられるサービスとは何だろうか?
この本を読んで考えることは、やはりこれに尽きるのでしょう。
この本から私が感じた惚れられるサービスとは、以下の要素を兼ね備えたサービスです。
① 顧客の理解者となり、顧客の立場で物事を考えること。
② 相手の予想を良い意味で裏切ること
③ サービスという目に見えないものを具現化、視覚化すること。
そして、これらの要素を兼ね備えた惚れられるサービスを
実行することができ、顧客の心をつかむことができるのは、
コンピューターではなく人間であることを再認識しました。
私自身が『惚れている』サービスマンは誰だろうかと考えてみました。
そうすると真っ先に浮かんできたのが、楽器屋のある店員さんでした。
振り返ってみると、その店員さんとは私が高校生だった頃からの付き合いで、
家にある楽器類の8~9割はその店員さんから購入しています。
その店員さんは、商品知識において私を凌駕するのはもちろんのこと、
私の好みを把握していて、何か新製品が入っても
「お前はこれじゃない」と平気で言ってきます。
その代わり、私の好みに当てはまる物は全力でプッシュしてきます。
楽器業界とは面白いもので、何処の楽器屋に行っても
最初についている値段から大体15~20%くらい安くなります
(100,000円の値札のものを「いくらになる?」と聞くと80,000円くらいになります)。
従って『このくらいの値段になるな』という予測が立つのですが、
毎回それ以上に値引いた価額を出してきます。
こうして考えてみると、
①顧客の理解者となり、顧客の立場で物事を考えること
②相手の予想を良い意味で裏切ること
という惚れられるサービスの要素が詰まっているので、思わず納得してしまいました。
会計という分野に当てはめて考えると、
①と③の要素は比較的満たしやすいように思います。
①は会社の売り上げ、経費、資金の状況をその会社の社員より
把握できる立場にあるため、それに基づいたアドバイスを行い易いし、
③は会社の数字からP/L、B/S、キャッシュフロー計算書等を
作成することがそれにあたると思います。
そうなると②の相手の予想を良い意味で裏切ることというのが難しく、
逆に、差別化を図りやすい部分なのだと思います。
私もこれからの仕事に当たり、
如何にして相手の予想を超えたサービスができるか、
また、それを持続させることができるかをテーマに
これから経験を積み重ねていこうと思います。
そのための考え方として、自分自身以外は皆顧客という
内部顧客の考え方はなるほどと思いました。
確かに内部の人間も顧客として捉え、外部顧客と同様のサービスを心がけることにより、
人間関係もスムーズになるであろうし、仕事のクオリティの向上にも繋がっていく
ということなのだと思います。
まずは私の仕事を可能な限り仕上げ、
次のステージでかかる手間を最大限削っていくことで内部顧客満足を高め、
それを外部顧客満足に繋げていければと思います。
10年後に読み返した感想
固有名詞が出ていた文だけ1行削除しましたが、
それ以外はそのままUPしました。
10年後にこの感想文を読み返して思ったのが、
『現在の私が思うサービスの根底はここで形作られた』です。
長時間労働で薄給というスーパーブラックな
事務所でした(私は修行系の事務所と呼んでいますw)が、
あそこで鍛えられたおかげで今があると行っても過言ではありません。
10年前はクソみたいな事務所だと思って辞めてしまいましたが、
今となっては感謝しかありません。
多分このブログを見ることは無いと思いますが、
Sさん。ありがとうございました。
編集後記
ということで『惚れられるサービスとは?』でした。
AIに奪われる仕事として、税理士が槍玉に挙げられていますが、
私は何の心配もしていません。
AIに社長の人生が読めると思わないからです。
やはり、最終的には『人』ということになるのだと思います。
10年前の私もそう思っていたようですね。
読み返してビックリしましたw
関連