江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は『税理士受験のすゝめ』です。
そろそろ2回目の定期テストの時期ですね。
早いモノで、インプット項目の半分が終わりました。
しっかりと勉強する時間はとれていますか?
確定申告が忙しいですか?
前回、この時期に勉強が出来なくても、
諦めないことが重要ですとブログに書きましたが、
今日は、この時期にやるべき勉強方法についてまとめます。
まだ総合問題を解く時期ではない!
そろそろ2回目の定期テストということもあり、
何となくテスト形式の総合問題を練習したくなります。
「個別は解けるんだけど、総合になると解けなくなる」
という症状で悩んでいませんか?
大丈夫です。これは受験生あるあるです。
講師時代に同じ相談を多数受けてきましたので。
解決策は一つです。
この時期は総合問題を練習する前に、
個別問題を完璧に仕上げる事を優先しましょう。
結局、総合問題とは個別問題の集合体でしかありませんので、
理論上は、個別問題さえ解ければ総合問題も解けるのです。
総合問題になると解けなくなるという方は、
実は個別が完璧ではないのです。
個別問題は、その問題を解答できるだけの最低情報が載っています。
問題を見れば、使うピースが集約されているので、
解きやすくなっています。
総合になると、このピースがバラバラになるので、
拾いきれずに解答できなくなってしまうのです。
つまりは、個別で使うピースが理解できていないのが原因です。
個別が完璧とは、このピースまですべて理解している状態をいうので、
如何に自分が完璧でないかが分かりましたか?
個別を完璧にするためには?
理解度の高さには次の3段階があります。
1.講義を聞いて、解答できるようになる。
2.自宅で復習したときに、すらすら解けるようになる。
3.第3者に説明できるようになる。
個別が完璧という状態は、理解度3の状態です。
会社で役員相手にプレゼンする場面を想定してみてください。
そのプレゼンする内容については、
何度もシミュレーションして、ブラッシュアップを繰り返し、
その場の誰よりも完璧な状態になるまで練りますよね?
それと同じです。
漠然と『ただ問題が解ける』ではなく、
『この問題を解くためには○○と△△の数字が必要で、
それはこことそこにあるから解ける』という、
答えにたどり着くための道筋が見えているかがポイントです。
人に説明できるようになるということは、
この道筋が見えていないといけませんから、
理解度を上げるためにも、『俺だったらこう説明する』という
シミュレーションをしてみることをオススメします。
編集後記
ということで『個別は解けるんだけど、総合になると解けなくなる?』でした。
人にモノを教えるためには、
教えること以上の事を理解していなければいけませんので、
相当鍛えられます。
私も、講師を始めたときに、
如何に漠然と問題を解いていただけだったかを思い知りました。
もう少し早く気づきたかったw
さておき、この『俺ならこう説明する』は、
受験だけでなく、この先何回も何百回もやることになるであろう
『クライアントの社長に対する説明』の練習にもなります。
税理士は知識があっても、プレゼン能力が低いケースが多いです。
数字が苦手な社長に数字の話をしなければいけないのに、
プレゼン能力が低い・・・
ヤバい匂いしかしないですねw