こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は経理コンサルティングからの簿記講義でした。
日商簿記検定2級の取得を目指し、
4月に始まった講座も、残すところ後1回です。
今日は標準原価計算を講義しました。
といっても、今までの延長線上の話なので、
大した手間も無く、時短で終わりました。
さて今日は、解散をお願いされている案件を
すすめているのですが、昨年の申告を確認したところ、
かなりやらかしているので、ちょっとどうしようか検討している話をします。
気づいてしまったので、お客さんと相談です。
やらかしている内容
具体的な金額等は伏せますが、
売上の2重計上が行われています。
解散しようとしているくらいですので、
消費税が免税なのですが、
免税になるのは今期からという事になっています。
2重になっている部分を勘案すると、
結構前から免税になっていたのではないかと思われます。
少なくとも前期は免税になる計算です。
何故こんなことになっているのかというと、
社長さんのお父様が税理士さんなのですが、
御年92歳ということで、よく分かっていないのだと思います。
今回流石に施設にお入りになると言うことで、
私に依頼がありました。
売り上げに対してあり得ない金額の売掛金が残っていましたので、
検証したところ、売り上げが2重計上されていることに気づきました。
考えられる展開その1
気付かなかったことにして、粛々と清算を進める。
というのが1つです。
今回依頼されている業務は解散なので、
過去の修整は範囲外と判定するということです。
間違っているのですが、会社が無くなってしまいますので、
もうどうにでもな~れ
ってヤツですねw
処理しないままでも清算できてしまうので、
そのまま突き進むパターンですね。
考えられる展開その2
5年間は遡って修正できるので、
できるだけ遡って還付を受けてから解散する。
ということが可能です。
こっちかなー
コレで多分100万近く還付になるから、
私への報酬もそこから払えるしなー
という感じです。
ちょっと手間が増えるのですが、
お客さんとしてもこっちの方が良いと思われます。
相談して決めますが、
ちょっと時間かかりそうな展開です。
編集後記
ということで『気付いちゃったけど、どうする?』でした。
還付狙った方が良いでしょうね。
確かに手間と時間と料金がかさみますが、
それでも還付金だけで十分にペイできると思われます。
一つだけ気がかりなのは、
欠損が多くなるので、解散できなくなるかも知れないとうこと。
この辺もしっかり管理していかないと、
解散できなくなったら笑えませんw