shun nokina design『Redemptionist』レビュー

ギターの話
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江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は土曜日ですね。

ということで、今日もまた全員を置き去りにして
shun nokina designの『Redemptionist』をレビューします。

shun nokina designとは?

最早説明不要と言って良いほど、エフェクター業界に旋風を巻き起こし、
定番と言えるまで成長したエフェクターブランド『Leqtique』の
代表でもあるshun nokina 氏が、
Leqtiqueを始める前に個人で製作していた頃の名前です。

私がこれを入手したのは2009年か2010年だったと思います。
ネット上で局地的に話題になり、ざわざわしたのを覚えていますw

当時はMixiが流行っており、Mixi上でコンタクトを取るしかありませんでした。
私もその例に則り、メッセージを送って制作していただきました。

楽器関係を通販で買うヤツの気が知れないと思っていた私ですが、
ネット上で絶賛されていたので、大丈夫だろうと信じて購入して良かったw

redemptionist

redemption《神学》罪の贖い、贖罪
istが付いているので、贖罪者とでもいうことでしょうか。
エフェクターばかり買っている私は許されるのだろうかw
さておき、まず目に付くのが、そのサイズです。
1590Aという箱と同じサイズで、通常のエフェクターの半分程度の大きさしかありません。
先週レビューした『HIKASHIRA equipment』の『3301』と比較すると、
その小ささが分かります。
今でこそ、このサイズのエフェクターも数多く見られるようになりましたが、
当時このサイズのエフェクターといえば、catalinbreadが2~3個出していた程度で、
2ノブであることが多かったものです。

当然のことながら、内部に電池を入れる余裕はなく、
アダプター起動オンリーなのが普通でした。

そんな中、4ノブを実現させただけでなく、
何と内部に電池を入れるという離れ業をやってのけたのが、Redemptionistです。

ただでさえ狭いケース内にノブを4つ収納した上に、
電池まで入れるとは!と盛り上がったのを覚えています。

次にコントロールですが、こうなっています。

『Volume』『gain』
『Treble』『Low-cut』

ノブが小さいからと言って、回しにくいということはありません。

実際の出音ですが、何と言ってもゲイン幅が広いのが特徴です。

クリーン~オーバードライブ~ディストーションまで行けますが、
どのポジションにいても、手元でクリーンまで持って行けます。

しかも手元でクリーンにしたときのクリーントーンが秀逸で、
プリッとしています。

腰が抜けたような音になるものも多いのですが、
しっかりとした音が出ます。

『Treble』は普通の感覚で大丈夫ですが、
本当に邪魔な部分がないので、使いやすいと思います。

そして『Low-cut』。これが良い仕事します。

歪みの質感を変えずに、低音をカットしてくれるので、
バンド内でベースと被ったときなど、効果覿面です。

唯一残念なのが、塗装が弱いこと。

エイジングとして楽しんで欲しいというビルダーさんの思いで
薄めの皮膜になっています。

ときどきスタジオに持って行く程度なのですが、ちょっとハゲてますね。

HIKASHIRAのときにも書きましたが、
出来れば綺麗なままでいて欲しいというダメユーザーですw

編集後記

ということで『shun nokina design『Redemptionist』レビュー』でした。

手元に持っておきたい歪みの1つです。

現在は制作していないので、中古で探すしかありませんが、
『leqtique』版の『Redemptionist』がリリースされているので、
そちらを検討してみれば良いと思います。