江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
2019年1月より、スマホ×確定申告のスマート申告が始まります。
スマホで確定申告書の提出ができる制度です。
今までもPCで申告することはできましたが、スマホ専用画面ができたようで、
より気軽に申告できる環境が整備されています。
本来であればマイナンバーカードが必要ですが、いまいち普及していないので、
ID・パスワード方式でもできるようになっています。
恥ずかしながら、私も未だにマイナンバーカードを作成していないので、
税務署へID・パスワードを取りに行ってきました。
まずは税務署へGO!
ID・パスワードを取得するためには、身分証を持って税務署へ出向く必要があります。
以前から電子申告している方は『利用者識別番号』が分かっていると、手続きが早いです。
出向く税務署は、普段申告している税務署である必要はなく、
全国どこの税務署でも手続きすることができます。
実際、私も渋谷税務署で取得しました。
なんとなく税務署へ行くのは怖いという方が多いですが、
脱税していなければ区役所と変わりませんので、安心して行ってください(笑)
税務署によって1Fだったり2Fだったりしますが、総合受付がありますので、
そこで「ID・パスワードを取得しに来ました」と伝えれば、職員の方が対応してくれます。
所要時間は5分程度ですが、混雑している場合は結構待たされます。
私は相続税の申告書を提出しに行ったついでに取得したのですが、
12月の平日13時ごろでも4名待ちでしたので、15分くらい待たされました。
確定申告時期に慌てて取得しようとすると、尋常ではない行列が予想されますので、
スマホ申告しようとしている方は、早めに税務署へ行くことをお勧めします。
ID・パスワード取得後、スマホ申告するためには
国税庁のHPに『確定申告書作成コーナー』がありますので、
指示に従って行けば、簡単に確定申告書を作成することができます。
(国税庁のHPより抜粋)
私も自身の確定申告にはこれを使っています。
今年はスマホでやってみようと思います。
職業柄、様々な税務申告ソフトを使用してきましたが、遜色なく使えます。
国が作成しているという安心感もあり、また、税金の知識がない方でも
ガイダンスに従って、順番に入力していけば確定申告書が作成できますので、
税理士いらずで簡単に申告することが可能です。
ID・パスワード方式の注意点
スマホ申告について、ID・パスワード方式での申告方法を解説してきましたが、
一点注意したいのが、このID・パスワード方式はあくまでも『暫定的』な方法ということです。
国としては、マイナンバーカード方式で一本化したいのですが、
そもそもマイナンバーカード自体の普及率がイマイチで、
なおかつ、ICカードリーダライタを個人で要しなければならないという点から、
国が想定していたよりもマイナンバーカード方式による申告が増えていないのが実情です。
そこで、暫定的な措置としてID・パスワード方式によることも可となりました。
明確な期限は決められておらず、いつまで大丈夫かは分かりませんが、
いずれはマイナンバーカード方式に一本化されるでしょうから、
近いうちにマイナンバーカードも作っておきたいところです。
編集後記
今日は、馴染みの楽器屋さんの初売りに行ってきました。
特に欲しい物もないのですが、ここ20年ほどは毎年行っているので。
混雑してたので、新年の挨拶をしたあと消耗品を購入して早々に退散。
聞くところによると、初売りのギターを買うために昨晩からテント張って
待機していた方がいたとか。
さすがにその元気はないなぁと思いながら、
それだけの情熱で何かしたのはいつのことだろうと
気合いを入れ直すいいきっかけになりました。