スマホ申告がアップデートされたってよ

税金の話
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2019年10月16日(水)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は久々に何も予定が入っていなかったのですが、
昨日連絡があり、1件契約の運びになりましたので、
再度の打合せと契約書に押印頂きに行ってきます。

その後はギターのレッスンなので、
ちょっと事務所に戻っている暇がありません。
仕方ないので、ギターを持って契約へ向かいます。

最近何故か忙しくて(嘘ですw)ギターを弾いていなかったので、
ヨレヨレでしたw

精進せねば。

さて今日は所謂『スマホ申告』がアップデートされましたので、
その辺シェアしておきたいと思います。

スマホ申告とは?

国税庁HPには『確定申告書作成コーナー』というモノがあり、
画面の案内に従って入力していくだけで確定申告書を作成できます。

しかも、国税庁が出しているモノなので、
間違いがありません。

結構ユーザーフレンドリーに作ってあるので、
私も自分の確定申告を提出する際は使っていました。

そんな中、昨年から「スマホで確定申告が出来るようになる」ということで、
業界内ではちょっと話題になっていました。

しかし、蓋を開けてみたら使える人がかなり限定されており、
サラリーマンが医療費控除とふるさと納税を
申告する場合のみしか使えませんでした。

今年の2月3月に、「ふざけんな!使えなさすぎるわ!」
みたいな声を良く聞きましたw

そんな『スマホ申告』ですが、流石にマズいと思ったのでしょう。
来年はちょっと強化されたバージョンがリリースされるようです。

国税庁HPより抜粋してきました。

対象所得が増えましたね。
それでもフリーランスやサラリーマン大家は使えませんがw

どんな人が使えるのか?

給与所得(年末調整済1か所、年末調整未済、2か所以上に対応)
公的年金等、その他雑所得、一時所得

対象所得がこのようになっていますので、
2社以上から給与を貰っている方や、
年金を貰っているサラリーマン、
万馬券を当てて、真面目に申告する人などがスマホで申告出来ます。

ちなみに、2カ所以上の給与とは、
平行して貰っている場合です。

年の中途で転職した場合は、
転職先で転職前の所得を併せて年末調整をしますので、
1カ所扱いとなります。

所得控除でいうと、全ての所得控除が対応可能になっています。
もっとも、確定申告しないと適用できない
医療費控除やふるさと納税については、
既に対象となっていましたので、
年末調整する方にとっては余り意味がないかも知れません。

スマホ申告は流行る?

コレは正直微妙です。

私の立場、経験から見ると使いにくくてしょうがないのですが、
スマホ世代にはこっちの方がやりやすいと感じる層がいると思います。

確かに、医療費控除だけやりたい場合などは、
手軽で良いかもしれません。

私はPCの方が早いと思いますが。

どちらにせよ、『マイナンバーカード』か『ID・パスワード』の
いずれかを取得する必要がありますので、
ちょっと手間は手間ですね。

『マイナンバーカード』は作るの面倒くさいですし、
『ID・パスワード』は税務署に行かないといけません。

結構なハードルですw

編集後記

ということで『スマホ申告がアップデートされたってよ』でした。

今年よりはスマホ申告も増えるでしょうね。
増えればより使いやすくアップデートされるでしょうから、
今後に期待ということで。

余談ですが、実は税理士は『ID・パスワード』が貰えないので、
『マイナンバーカード』でやるしかありません。

まぁ、わざわざスマホでやる税理士はいないと思いますがw
普通に自分で使っているシステムでやった方が早いわw