江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は久しぶりに営業電話に出てしまいました。
普段は知らない番号の電話には出ないのですが、
初めていらっしゃるお客さんがいたので、
その方かと思って出たら営業でした。
その方とは普段Facebookでやりとりしているので、
違うかな?と思いながら出たのが失敗でした。
今日は自戒の意味を込めて、書いておきたいと思います。
営業電話の内容
「江戸川区で相続税の申告が可能な税理士さんを探していまして・・・」
という内容でした。
私の答えはシンプルです。
「申し訳ないが、相続はやる気がしない。
本気で相続をやっている友人の税理士を紹介することは出来る」
と答えました。
ゴニョゴニョ言って電話を切りましたが、
お客さん紹介するので、広告料ください系でしょう。
どこで電話番号が漏れていることやら。
まぁ日税連なんですけどね。
本当に勘弁してほしいです。
私が相続をやらない理由
コレは書いてなかったと思います。
『出来ない』ではありません。『やらない』です。
2018年12月まで約5年間務めていた税理士法人は、
相続に力を入れている法人でした。
その中で私は法人担当メインでしたが、相続もやっていました。
そんな私ですら普通の税理士に比べて、5倍以上の経験があります。
何を持って5倍なのかというと、
こんなデータがあります。
一年間に死亡する人数が125万人程度で、
そのうち相続の申告書の提出が必要な人は8万人程度だそうです。
そして、全国の税理士の数は約8万人。
つまり、単純に頭数で割ると、
1年間に1人1件やるかやらないかということになります。
そして、相続税に特化した税理士法人があるくらいですので、
実際には全く相続の案件が回ってこない税理士も多いのです。
そんな中、私は年間5件程度の相続税申告をしてきましたので、
5倍と言っています。
肝心の私が相続を『やらない』という理由ですが、
お客さんとの関係が10ヶ月で終わってしまうからです。
相続税は、誰かがお亡くなりになってからスタートし、
10ヶ月以内に申告書を提出しなければならないとされています。
生前から相続対策を長くやっている方を除き、
多くは単発のご依頼となりますので、
申告したら、はいさようなら。となることが多いです。
語弊があるかもしれませんが、コレが楽しくない。
私の理想は、社長と膝をつき合わせて、
5年でも10年でも会社を一緒に盛り上げることですので、
『性に合わん』というのが正直なところです。
編集後記
ということで『私が相続を『出来る』けど『やらない』理由。』でした。
偉そうに書きましたが、
現状では『出来ない』というのもあながち間違いではありません。
税務ソフトの相続税を買っていないのでw
何か相続でお困りごとがあれば、
相談には乗ります。
大抵のことには対応できると思いますが、
実際に相続税の申告が必要になった場合には、
本当に相続に力を入れている友人を紹介します。
信頼の置けるヤツですので、ご安心ください。