スピードと正確性は同居しない?

税理士受験のすゝめ
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2019年11月3日(日)

こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

今日は3連休の中日ということもあり、
雨が降る前に少しだけ息子と遊びに行きましたが、
それ以外は家でダラダラしてましたw

偶にはこういった日があっても良いかも知れませんね。

11月に入り、受験生は先週辺りに
第2回の定例テストがあったのではないでしょうか?

毎回言っていますが、この時期の結果には何の意味もありません。
自分に不足していることを教えてくれるモノというだけです。

とはいえ、結果も気になるのは仕方ないですがw

さて今日は、1月に書いたテーマのリライトです。
重要ポイントですので、リマインドの意味を込めて、
『スピードと正確性は同居しない?』という事についてまとめます。

興味ある方は、『税理士受験のすゝめ』タグで検索してください(宣伝w)

スピードor正確性?

結論から言うと『正確性>>>スピード』です。
早くても間違っていたら意味がないので。

講師時代はよくこんな話をしていました。

160ポイントを持っている2人の比較です。
『スピードが早く、100%解答出来るが、正解率60%の人』と、
『スピードは遅く、80%しか回答出来ないが、正解率80%の人』では、
後者の方が得点が高くなります。

なので、むしろ『正確性>>>越えられない壁>>>スピード』くらいの気持ちです。

スピードと正確性は同居しない?

『スピードを上げると、正確性が落ちる』と思っていませんか?
これは、ある意味では正解ですが、ある意味では間違っています。

『動作』と『思考』を切り離して考えれば答えが見えてきます。

『動作』についての考察

スピードを上げることによって、正確性が落ちるのは『動作』です。

□『電卓を叩く』スピードを上げるとミスタッチが増える
□『問題分を読む』スピードを上げると読み飛ばしが多くなる
□『回答の文章を書く』スピードを上げると字が汚くなる
といったことが挙げられます。

この内、上の2つは致命的なので注意が必要です。

電卓をミスタッチしたら、答えの数字が変わります。
意識の中では正解だったとしても、不正解となります。

また、問題を読み飛ばしたら、
正解に辿り着ける訳がないですね。

このように、『正解できていたはずなのに間違える』パターンは
本当に危険です。

自分が正解できる=他の受験生も正解できる可能性が高い項目です。
配点が大きい可能性がありますので、かなり痛いです。

『思考』について考察

逆に、スピードを上げることによって正確性も上がるのが『思考』です。

思考のスピードを上げるというのは、
全体像が見えるようになっているということです。

例えば、土地勘がないところにあるお店に初めて行くときは、
地図を見ながら、周りをキョロキョロしながら行きますよね?
結構遠く感じませんか?

逆に帰り道は、一度通った道ですので、
意外に早く感じませんか?

コレと同じです。
一度体験していますので、
次回以降は迷いがなくなっているというか、
思考のスピードが上がっているんですね。

勉強も同じです。
あれ?○○だっけ?△△だっけ?と迷っている時間が無くなれば、
必然的に正確性も上がってくるということですね。

編集後記

ということで『スピードと正確性は同居しない?』でした。

結局は、問題集を何度も解いて思考のスピードを上げれば
必然的に動作のスピードも上がるという、
身も蓋もない結論に達するわけですがw

なかなか大変な道程だと思いますが、
頑張って行きましょう!