江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
いよいよ今日から確定申告期間へ突入しました。
業界的に、最も忙しい1ヶ月がスタートしたわけですが、
税理士受験生が死んでいくのも、この1ヶ月だったりします。
今日は、この時期の勉強のやり方、リカバリーの方法など、
受験生が生き残るための手法を模索したいと思います。
この時期に死んでいく理由
以下は大学生や受験専念組は関係ない話です。
今日は会計事務所にお勤めで、税理士試験の勉強中の方向けの話です。
とは言え、将来的には会計事務所で働きながら
受験することになるかもしれませんので、参考程度に見てください。
さて、この時期に死んでいく理由ですが、簡単です。
講義が止まらないからです。
ただでさえ仕事が忙しく、勉強時間を無理に捻出している状態なのに、
確定申告のせいで、その時間すら仕事に充てざるを得ない・・・
そんな中でも講義が止まらない。
勉強する範囲ばかりが増え、勉強している時間がない。
聞いているだけでも恐ろしいですが、これが会計事務所受験生の現実です。
普段は「受験生は早く帰れ」という優良な事務所もありますが、
この時期でもそうかというと疑問です。
ちなみに、私は3ヶ所の事務所を経験しましたが、こんな感じでした。
1ヶ所目
個人のクライアントはほぼ無し。つまり、確定申告もほぼ無し。
しかし、普段から22時が定時みたいな感じだったので勉強時間の確保が困難。
受験生に対する配慮無し。
2ヶ所目
1カ所目と同じく確定申告ほぼ無し。遅くても21時にはあがれる。
講義の日は早あがり可。
3ヶ所目
個人のクライアントメイン。つまり、確定申告がクソ忙しい。
1月後半から3月15日まで休みなし＆終バスのコンボ。
しかし、それ以外は残業ゼロ。
18時30分には事務所の電気が消えるスーパーホワイト事務所
死なないための処方
上記は私が経験した会計事務所の実態です。
3つだけですので『業界を代表して』みたいに言うつもりもありませんが、
大体こんなモンです。
上記の中で、確定申告時期に勉強できるのは2カ所目だけですが、
私が最後の科目に合格したのは3カ所目の事務所です。
そうです。
3カ所目の事務所なのです。
大事なことなので2回言いました。
確かに1月後半から3月15日までは、全く勉強が出来ません。
しかし、そこで諦める必要は一切ないのです。
重要なのは、3月16日からの過ごし方なのです。
確定申告を乗り切った事による開放感を感じるのもつかの間、
気持ちを切り替えて改めて試験に目を向けるのです。
そして、今までの遅れを取り戻すべく、勉強していきましょう。
大丈夫です。
知識をインプットする時期はもうすぐ終わります。
その後は本番を見据えたテスト期間に突入しますので、
その期間を使って、遅れていた分のインプットをしていけば良いのです。
テストの結果が悪い？
別に良いです。本番で出来ればいいのですから。
ゴールデンウィークは講義もテストも止まりますので、
一気に追いつくチャンスです。
周りが遊んでいるからこそ、自分が勉強すれば差が縮まり、
追い抜く事が出来るのです。
考えてみてください。
今年のゴールデンウィークを勉強で潰すか、
今年の受験で失敗し、もう一年同じ科目の勉強するか、
どっちが良いですか？
編集後記
ということで『今日から確定申告スタートしたけど、この時期に死なないためには？』でした。
今日一番言いたかったことは、
今勉強できない分は、後日リカバリーすれば良いということです。
講師時代は、会計事務所受験生に対して、
如何にこの時期に諦めないことが重要であるかを説いていました。
安西先生よろしく、「諦めたらそこで試合終了だよ」とｗ
