こんにちは!江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。
今日は午前中に代々木へ行った後は特に予定無し。
この後はとある飲み会へ行ってきますので、
先にブログを更新しておきますw
ついに購入するキーボードを決めたのですが、
決めた習慣にキーボードが直りました。
何だコレw
今までの苦労は何だったんだ?
テンキーだけは普通に使えたので、
入力作業はノートPCとテンキーという
変則スタイルで何とかやってきましたが、
今日になって急に症状が一切出なくなりました。
使えれば良いのですが、釈然としないですw
さて今日は、節税対策でよく使われる
『4年落ちの中古車を買うは有効か?』
ということを検証してみたと思います。
代々木の方に聞かれたのでw
車を買った場合の経費化の方法は『減価償却』
車を買えば、時間は掛りますが、全額が経費になります。
『減価償却』と言う手続きを経て経費となりますので、
新車であれば6年で経費になります。
車両の場合は『定率法』と言う計算方法になりますので、
毎年約33%が経費となります。
【例】1,000万円の車を買った場合
1年目:1,000万円×33%=330万円の経費
2年目:(1,000万円-330万円)×33%=221万円
3年目:(1,000万円-330万円-221万円)×33%=148万円
以下6年目まで続く。
(6年目はちょっと違う計算をしますが、割愛します)
このように『まだ経費担っていない部分』の33%を毎年経費にする方法なので、
1年目が一番経費の金額が多く、だんだん減っていくという計算になります。
33%しか経費にならないんだったら、あんまり効果なくね?
と思いましたね?
鋭いです。
しかし、ポイントは『4年落ちの中古車』という点にあるのです。
4年落ちの中古車のマジック
中古の資産を購入した場合、
上でご説明した『6年』が短くなります。
6年というのは、新車を購入した場合を想定していますので、
4年落ちの車であれば『6年のうち4年は他の人が使っている』ということになります。
つまり、こちらはあと2年で経費にすれば良いということなのです。
(本当は真面目な計算式がありますが、大体こんな理解でOKです)
6年の場合の定率法は約33%を経費に出来ました。
ここからが減価償却マジックなのですが、
2年の場合、何と100%経費化OKなんです。
ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー
気になる方は『定率法 償却率 2年』でググってください。
本当ですので。
つまり、4年落ちの中古車を買えば、
その全額が経費に出来るって訳なんですよ、お客さん!
毎年ベンツを買い換えているような社長を見たことがありませんか?
アレは、ほぼコレを狙っています。
新車を買ったら33%が経費。
4年落ちの中古車を買ったら100%が経費。
節税対策として有効なのがどっちかなんて、
言わなくても分かりますねw
旨い話ばかりでは無いので注意
何となく節税対策としては良さそうな気がしますね。
でも、実はそんなに価値ある節税対策じゃなかったりします。
何故かというと、減価償却は『月割り計算』だからです。
決算月になって慌てて購入しても、
経費に出来るのは1/12なので、約8%です。
駆け込みには全く向かない方法ということですね。
ちゃんと利益予測をしっかりと出しているようなところか、
毎年ちゃんと利益が出る体勢になっているところでしか効果が薄いです。
ですので「節税対策何かありませんか?」と聞いて、
直ぐに「4年落ちの中古車を買いましょう!」と返してくる税理士は危険です。
ネタとしては私も好きですが、
あまり本気で4年落ちの中古車を探す気にはなれませんw
期の初めに買っておけば後でなんとでもなるので、
余裕があれば買っても良いんじゃないですか?
と言っています。
大抵の社長には余裕がないので、
結果買わないケースが多いですw
まぁ、特例で車大好き社長もいましたけどね。
その方は毎年高級車を買い換えるような感じでした。
編集後記
ということで『4年落ちの中古車は経費になる?減価償却マジック』でした。
節税するために無駄に経費を増やして、
かえってキャッシュが厳しくなったケースをいくつも見てきているので、
過度な節税をすることが好きではありません。
一つのコストとして税金を捉えていった方が健全な経営が出来ます。
とはいえ、払いたくないのは分かりますので、
『適正な納税』をして行きましょう!と言う話を差し上げました。
3月決算なので、まだまだこれからやれることが沢山あるので、
色々と紹介しながら様子を見ていきたいと思います。