VEMURAM 『Jan Ray』 レビュー

ギターの話
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江戸川区葛西のギタリスト税理士 中村剛士です。

確定申告も終わり、久々に完全オフの一日。
息子とお出かけで150kmほど車を走らせました。

いや~、疲れた。
むしろ確定申告よりも体力的には辛いモノがありますw

さて、今日は一部のマニアから熱烈に支持されているかもしれない
エフェクターレビューの日ですね。

誰向けに書いてるんだと突っ込まれますが、
気にせずいこうと思いますw

今回は当代最強との呼び声が高い
VEMURAMの『Jan Ray』をレビューしたいと思います。

VEMURAMとは

メイドインジャパンにこだわりながら、
何故かニューヨークで売り出したという謎のブランドですw

インタビュー記事を見てみると、社長の弟さんがベーシストで、
ニューヨークで活動していたため、向こうのミュージシャンに意見を聞こう!となったそうです。
その弟さんが、ダリル・ジョーンズと知り合いだったので、
彼の周辺のミュージシャンを紹介して貰っていたようです。

※ダリル・ジョーンズさんは、かなりスーパーなベーシストで、
マドンナのバックやローリング・ストーンズのサポートなどをしています。

そんな紹介の中に、ロベン・フォードがおり、
このロベン氏が「僕の友人のマイケル・ランドウが多分気に入ると思うよ」
と言って、マイケル・ランドウに『Jan Ray』を渡してくれたのだそうです。

※ロベン・フォードさんも世界的に有名なギタリストです。
ジャズブルースやフュージョンのイメージ

※マイケル・ランドウさんも『世界で5本の指に入る』と賞されるほどの
凄腕ギタリストで、音に関してのこだわりが強いことで有名。

しばらくして、マイケル・ランドウのギターテクから連絡があり、
マイケル氏が『Jan Ray』を採用した事を知ります。

実際にマイケル氏のHPに最新機材の写真がUPされると、
フリーク達から「あの新しいペダルは何だ?」となって、
最初にニューヨークで人気が爆破しました。

日本には逆輸入的に『マイケル・ランドウが使っている』という触れ込みで入ってきた感じです。

私も最初は海外のブランドだと思っていた程です。

Jan Ray レビュー

音は1960年代のFender Blackfaceアンプの『Magic 6』といわれる
セッティングを再現するように作られているとのことです。

コレも話すと長いのですが、『Magic 6』とは
いわゆるヴィンテージのアンプにあった『お約束』のセッティングで、
Volume:6 Treble:6 Middle:3 Bass:2とセッティングすると
『魔法のように良い音』がすると言われています。

6:6:3×2=6なので『Majic 6』というわけですね。

実際にMajic 6を弾いた事がないので、再現されているかは知りませんが、
多分こんな感じだったんだろうなと納得せざるを得ない音がします。

独特の倍音感と高音域が良い仕事してくれます。

コントロールは

Volume gain

bass treble

で、もう一つ内部にトリマーが入っていて、
外からドライバーで回せるようになっています。

筐体は真鍮製で、ズッシリ重いです。
以前にレビューした『HIKASHIRA 3310』と同じですが、
こっちの方が先行ですw

巷では『ローゲインドライブ』と言われることも多いですが、
実際はそんなこともなく、単体仕様で十分歪みます。

Volumeがデカいので、Volumeを上げてしまうと
gainを上げられなくなってしまうため、
ローゲインドライブと言われている気がします。

私が使うときはVolumeは9時前後です。

bassとtrebleはお好みで良いと思います。
私はbass13時、treble9時~10時です。

ちょっと煌びやかすぎる傾向にあるので、
trebleは控えめです。

上に付いているドライバーで弄るヤツは、サチュレーションと呼ばれ、
倍音を調整出来るのですが、何だかんだ初期設定が一番好きでしたw

上げるとちょっとノイズも乗りますので注意です。

編集後記

ということで『Vemuram『Jan Ray』 レビュー』でした。

昔の写真を確認しましたが、
2014年から2017年に『Naked Machine』を買うまでは、
不動の4番として私のメインドライブでした。

文中に出てきたマイケル・ランドウさんのみならず、
トモ藤田さんや、最近ではマテウス・アサトさんモデルが存在しています。

結構音にうるさい人たちから支持を受けているペダルですので、
一度は体験しておいた方が良いペダルです。

高いので、オススメしにくいのが難点ですw